リフレッシャー教育システム

「リフレッシャー教育システム」では、大学と附属学校園にフィールド体験教材を整備し、 双方向的な教育環境のもとで、体験型教育方法の検証・補強、および実践指導能力養成を行う 教育システムを駆逐し、環境教育を中心に現代的課題に応ずる高度実践指導者養成を行います。


炭やき広場とは

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わが国では、1950年代末の燃料革命以後、薪や炭はほとんど使われなくなりました。
しかし、かつて里山では、上の写真にみるような窯を用いて、炭やきが広く行われていました。
この炭やき広場では、昔のような窯を使う方法ではなく、炭化器という道具と構内で伐採した樹木を使って炭をやいています。

教材園の活用好適時期

教材園の好適な活用時期は、下記の通りです。

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炭やき広場へのアクセス

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本学での授業活用例

地理学実習B(2012年 / 前期 / 3年対象)

炭材集めから炭作りまでの一連の作業を受講生に体験させた。また炭の利用法について紹介した。

下記授業も同様の活用内容である。
 ・地理学演習B(2012年 / 前, 後期 / 3, 4年対象)
 ・自然地理学講義(2012年 / 後期 / 1年対象)
 ・小専生活a(2011年 / 前期 / 2年対象)
 ・総合演習11(2011年 / 後期 / 3年対象)


概要

1. 何を学ぶものですか?

 いらなくなった木を集めて、炭化器という道具を使って炭を焼きます。木の燃やし方と燃え方、炭のできる仕組みなどを学びます。また活動を通して、いらないもの(廃棄物)を活用して新たな資源をつくり出すリサイクルを体験できます。

2. 観察や体験のポイントは何ですか?

 まずは燃やす木を集めます。どんな木が燃えやすいか、どのように火をつけたらよいか、木はどのように燃えていくか、どのように炭ができるかなどを観察します。

教材園における演習問題の例

教材園での観察・体験を行った際に、下記のような演習問題を出題することができます。

炭ってどんなもの?

Q1 炭を焼くために最低必要な温度は?
 
 
 

Q2 炭には、焼かれる温度や使う木によってさまざまな種類がある。黒炭(くろずみ)と白炭(しろずみ)、より高い温度で焼かれるのは?
 
 

Q3 黒炭と白炭、火つきがよいのはどちら?
 
 

Q4 黒炭と白炭、硬くて叩くとカンカン音がするのはどちら?
 
 

Q5 炭には数ミクロン~数百ミクロンのたくさんの穴があいている。炭1グラム中の穴の総面積は、だいたいどのくらい?
 
 
 

概要

1. 教材園の特徴

 この教材園は、児童・生徒の炭作り体験のために整備したものである。しかし単に炭やき技術を体験させたり習得させたりすることを目的としているのではなく、不要となった木材を炭という新たな資源に生まれ変わらせるという物質の循環的利用の過程を体感してもらい、そうした発想や技術の大切さについて認識を深めてもらうことに真の狙いがある。具体的には、まず身近な場所で炭やきの材料となり得る伐採木・廃材などを探し集める段階、集めた材料(炭材)を炭化器という道具に入れて着火する段階、炭材の燃焼を観察・制御する段階、消火し炭を完成させる段階を、1回につき2時間程度の活動時間の中で体験させる。さらに教材園以外の場で、焼き上がった炭をさまざまに活用(土壌改良、脱臭・調湿など)する段階が付け加われば、より完全な物質の循環的利用の過程を体験させることができる。

2. 体験学習や指導上の留意点・注意すべき点

 指導上もっとも留意すべき点は、火傷など火を扱うことに伴う危険を回避することである。近辺に引火性・可燃性の物を置かないようにする、消火用の水を用意するなどの備えが必要である。また炭材を集めたり扱ったりする際、手足に怪我を負う可能性もあるので、作業時には軍手を着用させるなどの配慮も必要である。さらに雨天時には炭やきが困難となる場合もあるので、実施に際しての天候判断も求められる。

教材園における学習の手順

①観察・体験に必要な準備

・消火準備(水)
・炭材集め
・焚きつけ準備
・放射温度計の準備

②炭材への着火の体験

・炭化器への焚きつけと炭材の投入
・焚きつけおよび炭材への着火

③炭材の燃焼観察と制御

・炭材の燃焼の観察
(順調に燃焼が進んでいる場合、うまく燃焼しない場合、炎の状態の変化など)
・放射温度計による燃焼温度の測定

④消火(炭の完成)の体験

・炭化器に消火用の水を投入
・炭が出来ていることを確認

教材園における演習問題の例

教材園での観察・体験を行った際に、下記のような演習問題を出題することができます。

炭に関する問題

Q1 炭焼きとたき火の違いを述べよ
Q2 炭の利用法を述べよ
Q3 炭焼きと里山との関係について述べよ

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